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蓋置のお話 ②

蓋置のお話 ②

①でもお話しましたが、蓋置は釜の蓋を置いたり 柄杓を引いたりするときに

使う道具です。皆具としての、唐銅製のものが始まりでした。

その後 陶磁で写し 竹のものが考案されていきます。

多様になっていく中で 七種の蓋置 というものがあります。

火舎香炉 ほやこうろ

一閑人  いっかんじん

三つ人形 蟹 栄螺 五徳 三つ葉  の七つです。(写真参照)

火舎は行のお稽古をなさっている方はご存知ですね。

  火舎とは、香炉にのせる覆い蓋のことです。

一閑人とは、井戸覗きともいい 井戸の中を覗くように人形がついています。

  炉 風炉での扱いがちがいます。またお稽古いたしましょう。

季節がら 蟹 栄螺 など扱ってのお稽古も楽しいものですね。

蟹はもとは文鎮や筆架であったものが転用され用いられるようになりました。

建水にしくむ時には 蟹の頭を柄杓の柄につけます。常に自分と向かい合うように扱います。

栄螺は口を上にして 建水にしくみます。柄杓を置くときもそのままですが 風炉と炉では向きがちがうので

こちらも練習してみてください。棚に飾る時は打ち返します。

お道具は炉 風炉で 扱いが違います。

実際にお稽古してみてくださいね。